陪審団は、同技術の発明者である富田誠次郎氏による3020万ドルの損害賠償請求を認めた。
問題となった特許は、3D専用眼鏡不要で立体視が可能にする技術に関連するもので、富田氏が開発した。
先月行われた口頭弁論で、富田氏の代理人であるジョー・ディアマンテ弁護士は、任天堂は3DSに富田氏が開発した技術を利用していると、マンハッタンの連邦地裁で述べた。富田氏は長くソニーに勤務していた。
これに対し任天堂側のスコット・リンドバル弁護士は、3DSは富田氏の特許の核心部分を使用してはいないと主張した。
富田氏と任天堂が2003年に会合したことについて、リンドバル弁護士は、任天堂は3Dディスプレイ技術を売り込む企業の1社と会ったに過ぎないとした。
富田氏は58歳。2011年に任天堂と米子会社を特許侵害で提訴した。13日、富田氏は法廷には出席しなかった。
評決後、ディアマンテ弁護士は「陪審員の判断と働きに感謝する」と電子メールで述べた。「富田氏の発明を守ったことを誇りに思う」
評決についてリンドバル弁護士はコメントを断った。任天堂からコメントはすぐには得られなかった。














